2025年10月25日(土)、本研究プロジェクトの共催企画として、台湾の戦争記憶を取り上げたドキュメンタリー映画『島から島へ(原題『由島至島』)』の上映会とトークセッションを早稲田大学で開催します。4時間50分(!)という長尺にもかかわらず、台湾で2024年の第61回金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞を受賞、日本国内でも複数回の上映会が開催されてきた話題作でもあります。企画実施にあたっては、JSPS科研費「貫戦期東アジアのナショナリズム/トランスナショナリズムと日中映画交渉の包括的研究」(24K00035)、早稲田大学教育・総合科学学術院内の学術組織である早稲田大学教育会のご支援をいただき、「共催」の形式を取ることができました。関係各位のお力添えにも感謝いたします。
 
 上映会終了後は、本企画に合わせて来日する監督の廖克發さん、藍適齊さんを迎えたトークセッションの時間も設定しています。「戦後80年」のことし、台湾や東南アジアという観点から捉え返された帝国日本の戦争の記憶を見つめることで、「戦後日本」と戦争とのかかわりを改めて考える機会となると思います。参加費は無料ですが、事前の参加登録が必要です。登録はポスター画像のQRコードからお願いします。